ひとつ聞けば解決することもある

インターネットが身近になり、もはや人の知識はスマホの中に詰まっているのではないかと思うこの頃ですが、

簡単に知れる分、その、情報が、本質を突くものなのかどうかは

自分で確認するほかはないように思います。

言語療法の仕事も含めて、さまざまな状況のご相談をお受けしますが

ご相談者様が「そう思い込んでいた」ということが最近では少なくありません。

これは、こころの話とはちょっと違います。

人の心がどうあれ、その状況がどうあれ、決まっていることは私たちのとても身近にあります。

問題への解決をサポートする手段が、その中にあることは多く、

その管轄が本質を熟知している。

秋は、就学、就園のご相談も多いのですが、障害をお持ちのお子さんにとっては

大きな選択をする時期でもあります。

何かしらの支援が必要であるときには、その支援の問題を解決するべく、働きかけなければなりません。

どこに働きかけるというと、お住まいの自治体、市役所になります。

私も知らなかったのですが、幼稚園は「文部科学省」保育園は「厚生労働省」の管轄だそうで、

それに応じて、市の管轄もわかれることがあるそうです。(同じ市役所には変わりありません。窓口が違うだけ)

また、学区外、学区内のお子さんを受け入れるかどうかも、市で基準があります。

もちろん、周囲の体験からのお話は具体性もあり、そう信じてよいこともたくさんありますが

私はやはり、専門の方に伺うことが一番だと思いいます。

就学、介護、離婚など、周りに情報があふれてはいますが、

心配や不安の早期解消のために、そしてより良い選択をするために、

その、「専門の窓口に働きかける」ということはとても大事です。

こころのもやもやが、それによって、解消されることがたくさんあります。

そうはいっても、まずは何を聞いたらよいのかわからないときは、

まず、ご自分の向き合っている問題のキーワードを、自分なりに調べてみることもよいですよ。

インターネットを大いに役立てて、障害、学校 というように検索して

関わりのありそうなキーワードをメモしてみるのです。

特別支援教室、特別支援学校、放課後デイサービス、支援員、相談員。。。

働きかける方向が見つかっていきます。

問題と思われることが複数絡み合っていることも多いので、

それをほぐして、バラバラにして、ひとつづつ考えることだけでも、

もやもやが解消されることもあります。

脳は、様々なことを結び付けることが得意と言います。

放っておくと、絡み合ってしまうわたしたちの頭の中。

こんがらがったその糸をほぐすお手伝いをいたします。

どうぞお気軽にお声掛けくださいね。